手作り下着の柳腰亭 » メッセージ

柳腰亭の栄光と挫折

ハンドメイド下着の柳腰亭・・・その栄光と挫折。
管理人瑠乃のつぶやきに、ちょっとだけお付き合いください。
ピンク花トランクス

柳腰は美男の条件

柳の枝のように細くてしなやかな腰・・・柳腰(りゅうよう)は、かつて美女たる条件のひとつでした。
残念なことに、現在は死語と化しつつあるようです(わたくしのワープロでは変換されません)。

しかし、根っからの男好きをもって任ずるわたくしは、細い腰こそ男性のチャームポイントだと固く信じ、その意味における柳腰の復活を願ってやみません。

ちなみに、柳腰と同義の『細腰』という言葉があります。
吉川英治『三国志』では、容姿端麗な勇将馬超を『細腰青面の弱冠な人』と描写しており、男性にも使われたことをうかがわせます。

もうひとつ蘊蓄を述べれば、英語では男性の細腰をsnake hips(蛇のお尻)といいます。
英国人は男性の魅力がなんたるかを、ちゃんと理解していたんですね。

スネーク・ヒップに自信のあるかたは、優雅な下着でその柳腰をさらにチャーム・アップしてみませんか。

瑠乃ってどんな人? 噺家ではありません

わたくしは自称創作人形作家です。ウェブ上で手作り人形を展示しています。

また、ハンカチで作るショーツハンティなる女性下着の創始者でもあります。
悲しいことに人形はさっぱり売れません。下着のほうは趣味で飾っているだけにもかかわらず、買いたいと望む人からのメールがしばしば舞い込みます。

この際下着屋に転向しようかと、心が揺れても致し方ない状況です。手作りの女性下着を販売する人はたいそう少ないのですから。

とはいえ、安くておしゃれな市販品には対抗できません。
無理やり参入しても、粗製濫造薄利多売で転落の道をたどるのがオチでしょう。

柳腰亭の始動

ある日、大人用トランクスの型紙と作り方を載せてくれ、というご要望をいただいたことが転機となりました。

研究のために紳士下着売場を回ってみると・・・とんでもないものを発見したのです。
すなわち、どらえもんやキティちゃんのトランクス。コナンにこげぱんもありました。
ええっ、これって、子ども用じゃないの?

店員さんいわく「可愛いでしょ。今けっこう人気なんですよ」

そ、それはね、可愛いと幼稚を履き違えてるに過ぎないのっ。
たく、メーカーもメーカーだが、近頃のオノコはなんてセンスがないんだ。

でも・・・。
こーゆーのが売れるんなら、レースやフリルでロマンティックにデコレートしたものだって需要があるかも。

かくして柳腰亭のアイディアはふくらみ、羽ばたき始めました。
2002年春、完全オーダー制の男性下着ショップ柳腰亭を、本人にとっては華々しく開設したのです。

柳腰亭の挫折(ショップ閉鎖)

そして3か月。

全く宣伝をしていないにもかかわらず、アクセスは順調に伸びていきました。趣旨に賛同してくださる殿方から、熱いメッセージをいただいたり・・・。
サイトは有名掲示板や人気情報サイトで話題になったこともあったようです。
難関であったヤフーカテゴリ登録も果たしました。

だけど注文のほうは全く伴いません(T_T)。

将来をおもんぱかると、下着にばかり時間を割くわけにもいきません。本業は別にあるのですから、自分でコツコツと作ることには限界があります。
手作り品というものはそのほとんどが人件費で占められますから、高価にならざるを得ません。個人販売はやはり難しいようです。

というわけで方針転換。販売は止めて作り方講座と展示ギャラリー中心に変えました。

当面は柳腰亭の下着を大勢のかたにアピールすることに主眼を置きます。
理解者が増えれば、作ってみようというメーカーが現れるかもしれません。そうなればもっと安価にロマンチックな下着を選ぶことができるでしょう。
先駆者たる柳腰亭の存在に光が射すのはそのときだと確信しております。

皆様の温かい励ましをお待ちします。(^^)v

続編:パンティ愛好家の男性へ

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